ウルフさんの「成功するサロンの法則」

10.あなたは何をする人?   ウルフさんはもういっぱいカモミールのハーブティーをグビっと飲んで、渋い顔をしたかと思うと、しだいに表情が緩み、ごきげんになりました。 「これは癖になるな・・・」 「でしょう。 他にもハーブティーありますから、よかったら試してみてください」 「そんなにハーブがあるなら、ハーブ屋さんになればいいじゃねぇか。 なんでそんなにアロマトリートメントにこだわるんだよ」   「私、お客様の内面と外面の両方から癒しを提供したいんです。 ハーブで内面を浄化して、それにトリートメントを融合させるとリラックス効果が高まるんです」 「ふぅ~ん、そんなに違うのか?」 「はい、それはもう、すっごくスッキリしますよ!」   「でも、そんなにいいんなら、他の店のやつも取り入れてるんだろ?」 「・・そうですね、最近はエステサロンとかでもハーブティーは出すみたいですね・・・」 「じゃぁ、そんな中でももへこの店に行く理由ってなんだよ?」   「大手のサロンよりも、お客様を大事にして、しっかりと関わっていきます!」 「ふ~~ん、それはいいとしても、どうやって初めてのお客にそれを知ってもらうんだ?」 「え~と・・・クチコミで・・・」 「『あそこはよかったよぉ~!』ってか?」 「はい!」 「何がよかったんだ?」 「え~と・・・接客です」 「『あそこは接客がよくって、本当にいい人なんだよぉ~!』ってか?」 「はい・・・」 「じゃぁ、そういってくれる人を、どうやってあつめるんだ?」 「えぇっと・・・クチコミで・・集めます」   「無限ループじゃ

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